大満です。
今回は滋賀&福井へ行って来ました。
今回のメンバーはF井さん・コリラ(本家タランティーノ)・MAKO・僕の4人と、愛犬のシナモンが少々。
コースは滋賀の木之本町から一旦日本海敦賀を目指し、でんして琵琶湖まで帰って来ようというコース。
3時半に集合し、いざ滋賀県へ。
(Photo:F井さん)
車はMAKOの祖母宅に停めさして頂き、今回のライドスタートです。
(Photo:F井さん)
この日の天気予報はなんと雨。。
朝も雨が降っていたのですが、走り出す少し前に止んでくれた。
路面はウエットですが気分的にはやはり降っていない方が気持ちが良い。
(Photo:F井さん)
途中自販機で各自ボトルに飲みのもを詰める。
コリラもえらく気合いが入っているご様子。
(Photo:F井さん)
出だし早々若干のじわっとした登り基調の道&向かい風だったのに快調にペースをあげて行くメンバー
北国街道を北上して行くとこんな怪しげなトンネルが。
柳ヶ瀬トンネル
地元ではお化けトンネルと呼ばれているみたいです。
柳ヶ瀬トンネルは明治17年に完成し、当時日本最長の1,352メートルもあるトンネルです。
当時、北陸・日本海と大阪を結ぶための官営鉄道のトンネルとして建設され昔はこの中をSLが通っていたそうです。
用は配線後を道路にしたトンネルですね。
日本で今も使用されているトンネルとしては2番目に古いものらしいです。
それにしても長い!
トンネルは石造りのトンネルで雰囲気はとても良いです。
途中暗すぎて平衡感覚が狂ってくる。
それと同時に僕達のテンションも狂ってきたのがわかった。
トンネルを抜け、今日初の峠越え。
といっても斜度が4%くらいの坂が永遠7km淡々と。
なんとMAKOが先頭を引き始めた。
そう、実はMAKOはこのくらいの斜度が大好物なのです。
僕達男性陣、誰も前に出ようとしない。
ん?というより出れない?
MAKOのペースが決して速いという訳ではないのだが、どちらかというと最初からずっとペースが落ちない。
男性陣も5kmくらいなんとか食らいつくが、皆頭の中で何を考えているか分かった。
「やばい。ちぎられる!」
何を考えているのかMAKOはこのまま飛んで行ってしまうのではないかと思うくらい1km/hもペースを乱さずクルクル登って行く。
誰かがぼそっと言ったのが聞こえた気がした。
「誰かヤツを止めろ。」
あまりにハイペースに絶えれなくなった僕は無理やりMAKOの前に出て何とかペースダウン。
この日一番しんどかった。
それに比べてMAKOはケロッと
「うふふふふぅ〜♡」
えらくご満悦そうだ。
(Photo:F井さん)
(Photo:F井さん)
一名の頭の線のキレた走りのせいでしんどかった上りもようやく終わり、次は下り。
が問題はこの下り。
7kmたらたら登る反対側とは違い、今度はたった2kmでこの山を下ってしまいます。
コーナーは全て滑り止めの輪っかの舗装になっている。
逆にこれを登るコース設定にしなくて良かった。。
下り基調の川沿いの道をズバーと駆け抜けると折り返し地点の敦賀の市街地が見えてきます。
(Photo:F井さん)
(Photo:F井さん)
なんとこの敦賀の街には自転車専用レーンが設けられていた。
この幅がまた絶妙でとても走りやすい。
(Photo:F井さん)
さてさて今回の目的の一つ、海鮮丼屋さんに到着!
なんとこのお店朝の6時からオープンしていて美味しい海鮮丼を食べさせてくれるそう。
でもなにか様子がおかしい。
真心込めて仕度中の札が。のれんも中にしまっている(汗)
ここもCRANKの特攻隊長のMAKOがぶっ込みに行きます。
何処かで見た事ある絵図らだが気にしない気にしない。
どうやらネタがなくなってしまったみたい。
それでも粘るMAKO!
でもねMAKO、ネタがないのだから仕方ないのだよ。
あぁ終わったと空を見上げると一匹の鳥が。
(Photo:F井さん)
しかもそんな僕達をあざ笑うかの様にF井さんのバイクに「ベリョリ。」
(Photo:F井さん)
う〜ん、このライドの雲行きが怪しくなってきたぞ。
それとも"うん"がついてきたのか?
このご時世とても便利なもので、僕らにはスマホがあるではないか!
でも時間はまだ朝の8時半、こんな早くからしかも海鮮丼を食べさせてくれるお店なんかあるんかい!!
半信半疑で調べてみると、近くに市場がありそこでどうやら海鮮丼を食べさせてもらえる事がわかった。
とりあえずバイクを走らせその市場へ行ってみると、期待以上の市場で辺り一面魚だらけ!
(Photo:F井さん)
下がり気味だったテンションも一気に上がる!
(Photo:F井さん)
お店の方が先ほど届いたばかりの氷のいっぱい入った発泡スチロールに入っている魚を取り出し、目の前で裁きながら作ってくれるのがまた僕達の興奮と食欲をそそります。
そしてやっとの思いでたどり着いた海鮮丼。
うっ旨い!!!
旨すぎる!!!
皆、食べた瞬間あまりの旨さにマンガの一コマのように目をひんむき、パニックになりながらも口の中でおきている現実を受け入れるのに必死なのがわかった。
沢山の宝石みたいな魚介類に後ろ髪を引かれながらライドに戻ります。
(Photo:F井さん)
お次ぎは敦賀半島へ。
敦賀半島と言えば関西の電力の源。
まぁ原発が良いのか悪いのか難しい事は分からないのですが、そんな事を吹っ飛ばさせるくらい海がキレイでビックリしました。
(Photo:F井さん)
海水浴場には子供連れの家族やカップルで凄くにぎやか
(Photo:F井さん)
奥に見えるのが有名な美浜原発ですね。
子供連れの家族と原発と海。。。
やはり考えさせられないと言えば嘘になるが、今はライドを楽しもう!
(Photo:F井さん)
個人的には敦賀半島を走るのは是非この季節が良いと思います。
まぁ冬は雪で走れないか(笑)
雪。
いや、CRANKのメンバーなら走るかも。。
真冬の海鮮丼ライド。
滋賀では余呉湖の水は凍りワカサギ釣りなんかをやっているという。
凍った湖の上は走れないモノなのだろうか。
思わずニヤニヤしてしまう。
だが現実は熱中症寸前の灼熱地獄。
道の温度計では34℃と表示している。
(Photo:F井さん)
あまりの暑さにMAKOがダウン。
皆に最初飛ばし過ぎやとからかわれながらコンビニでプチ休憩。
だが確かに暑い。実は僕ももう無理と思っていたのでこのゲリラ休憩は助かった。
氷を買い皆で涼む。
再び走り出し、西近江路161号線を進み福井県から滋賀県へ。
標高20m〜400mくらいまで4%〜6%くらいの斜度で約15kmくらいだらだらと続きます。
登っても登っても永遠と続く坂道。
もっとガツンとくれば心臓にも脚にも心地よい疲労感がくるものの、こうだらだらと登らされると精神的に弱ってくる。
こういう山を克服するには体幹をもっとしっかり鍛えなければ。
次のコーナーの先が若干平、何だったら下ってる様に見える。
でもそれは目の錯覚。
コーナーを抜けると今までと何も変わらないまるでデジャヴの様な坂が。
それでも次のコーナーが見えるとやはり平に見える。
「だまされるな!」
心に誓いまた次のコーナーに淡い期待を抱き、そして即座に裏切られる。
何度だまされただろう。やっとこせの頂上!
といっても頂上もこれ頂上?といった感じ。
ゆるく坂が終わっていき、徐々に平坦になりゆるく下りだす。
僕の一番苦手とする山ですね。
やっと待ってましたの下り。
CRANKのダウンヒラーF井さんとヨダレをたらしながら下りだす。
ズバーーーー!!
こちらも上り同様ゆるく下る。
ガーミンの速度がどんどん上がって行く。
速度は65km。
「ああ最高に気持ちいい!」
そのまま麓まで下り、一つ大切な事に気がついた。
「道を間違えた。。」
本来予定していたルートは山を少し下り、途中で右折し次は激坂を約100登るはずだったのだか、あまりの気持ち良さにメンバー全員誰も気付く事なく下り切ってしまったのだ。
あうっ。やってしまいました。
本来登っていた山を横目に麓でその山を迂回し、本来のルート滋賀県のマキノ市にあるメタセコイア並木へ。
そう、この並木道を走りたかったのですよ。
延長2.4kmにわたってメタセコイアが約500本も植えられいるそう。
この並木道を抜ければ目の前に今度は琵琶湖が見えてきます。
先ほどまで日本海にいてたのに今度は淡水の琵琶湖。
まるで水を求め走らされていたかの様。
そして我らCRANKメンバーはこうなるのです。
なぜこの人は泳いでいるだけで面白いのだろう。
バイクを松の木に立て掛け、飛び込む。
MAKOもなりふり構わず、飛び込む。
ホンマあんたは男前やわ!
ここまで来ると今回のライドももう終わりに近づいてきた。
琵琶湖で一番気持ち良い道だけを美味しいとこ取り。
マキノからMAKOの祖母の家がある木之本へ
(Photo:F井さん)
(Photo:F井さん)
これが最後の休憩。
皆名残惜しさを胸にしまい、このライドに乾杯!!!
(Photo:F井さん)
(Photo:F井さん)
無事にMAKOの祖母の家に到着。
この日は皆で家に泊めて頂く事に。
1人ずつお風呂を順番に入りながら、待っているメンバーでビールをプシュッと!
「かーーーー!最高!!!」
その後は近くにある酒蔵「冨田酒造」さんへ皆で浴衣をきて宴会用の日本酒を買いに。
さぁ、後は飲んで食って今日のライドの話で盛り上がります!
腹もいっぱいになり、たらふく呑み男性陣は3人川の字で気付いたら寝てしまっていました。
(Photo:MAKO)
F井さんがこんなカッコイイ動画を作って下さいました。
ありがとうございます。
(Photo:F井さん)
いやいや、今回もはっちゃけてしまいました。
今回のライドはそこまで過酷なコースではないのですが、アドベンチャーがいっぱいでとても良いコースでした!
メンバーもトラブルが大好きな輩。
滋賀県北部・福井県南部はまた是非トライしてみたいです!
今回も皆さんありがとうございました。
大満 隼嗣