大満です。
先日C.M.RでいつものF井さんと京都の山々を探査して来ました。
知らない道を走るのはワクワクしますよね!
am5:00
F井さんの車に無理やりバイクを2台乗せ出発です。
バイクonバイク!
人によってはなんて扱いをって思うかもしれませんが、まぁそこはご愛嬌。
目指すはゆっぴ〜がいるスプリングスひよしへ!
この日は午後から雨マーク。
とっとと準備を済ませC.M.Rスタートです。
ゆっぴ〜とは暫しのお別れ。
お空さん、最後まで持ちこたえてよ!!
殿田商店街という小さな商店街を抜けると何もない田舎道に。
雰囲気が出て来た。
空も良い感じ!今にも落ちて来そうだなぁ(笑)
天気とは裏腹に2人のテンションは上がっていく。
いつもの事だが、基本的に僕達二人はRIDEの感性が非常に良く似ている。
幹線道路を走りたくない僕達は、走りやすい道を好む。
出来るだけ車の多い道はエスケープする。
少々アップダウンがキツくてもそちらを選ぶ。
なのでいつも獲得標高の割に距離は伸びない。
でも、そんな道こそ僕達が求めている世界がある。
熱くなり二人ともウインドブレーカーを脱ぐ。
こっからが今回の目的の林道。
このまま一気に山の山頂付近まで駆け上がり、後は山の尾根をひたすら走ろうというのだ。
登山でいう、縦走ってやつかな?
登りはじめ直ぐで本日一つ目のグラベル区間。
この林道は舗装路と未舗装区間が交互に永遠と続くのです。
基本的には急な上りと下りは舗装路、ゆるい勾配の区間や平坦な区間は未舗装ととてもワクワクする林道なのです。
少し登るとまた綺麗に整備された舗装路。
もう少し進むと未舗装区間。
二人のテンションはこの時点で早くも80%を越えて来ていた。
間少々荒れている所もあるが、特に走行には問題ない。
急に空が開けて来た、もうそろそろ山頂も近い。
(Photo:F井さん)
眺めの良い所に出たので休憩ではなく撮影Time!
この二人が揃うとなかなかRIDEは進まないのだ。
雨予報だったのに雲の隙間から空が覗く様になってきた。
このまま絶えてくれよお空さん。
この後はずっとこんな景色を楽しみながらアップダウンを繰り返していくのみ。
少し進むと凄いものが目に飛び込んで来た。
まるでミルフィーユみたいな地層だ。
(Photo:F井さん)
どれか一つでも抜き取ってしまうと、まるでジェンガの様に崩れてしまいそうだ。
所々荒れているとこはあるものの基本的にはグラベルが苦手な方や初めての方にも楽しんで頂ける比較的難易度の低い道。
ただ、海岸線によくあるパターンの常に登っては下ってを繰り返すのでこっちが苦手な方にはキツいかもしれない。
僕とF井さんはお互い長所が違う。
下りでF井さんに離され、上りで追いつく。
この繰り返しを何度も何度も繰り返して山々を駆け抜けていく。
出発して30km地点
将来的にはこのままずどーんと繋がるらしいのだが、まだこの林道は完成しておらず一旦ここで地上まで下ります。
おおぉ、かなり荒れてまんがな。
と思っていたらF井さんに珍しくパンクの神様が舞い降りた。
どうやらリム打ちだったみたい。
山の中で止まっていると何故か虫がよく寄ってくる。
「あっち行けー!」と僕が言っているとF井さんがポツリと一言。
「向こうも「あっち行けー!」って思ってますよ。」
確かにその通りだ。
そう、ここはアスファルトがあるだけで僕達のフィールドではなく彼らのフィールドなのだ。
F井さんの言う通りよそ者は僕達人間の方なのだ。
皆様も自然に入る際にはおじゃましますの精神を忘れずに。
(Photo:F井さん)
今回のGoPro君はハンドルのGAEMINのマウントの下に装着してみた。
ヘルメットにつけるより少し下のアングルから撮れるのと、頭についていないので個人的にはこっちの方が楽だ。
ただ後や横など狙ったところを撮れないというデメリットは大きい。
(Photo:F井さん)
地上まで下るとなんと紅葉しているもみじ?楓?の木が。
その向こうでは桜が。。
一度で二度美味しいのか風情に欠けるのかは分からないが、珍しいのではないだろうか?
この時点で獲得標高は1000mを越えているが、実はまだ35kmしか走っていない。
(Photo:F井さん)
下界の村が見えて来た。
(Photo:F井さん)
この間の和歌山の吊り橋とは違い、路面はしっかり舗装してある。
下が見えないので高所恐怖症の僕も今回は楽しめた(笑)
せっかく下界に降りたのでコーラが飲みたくなった。
道路からそれた丘の上の民家の間にある自販機見つけ出し、久々の純トロを頂く
がっ、自販機から出て来たコーラは何故か異国のコーラ。
もはやこれはコーラではない、俗にいうコークってヤツだろう。
そう言えば、この間入ったレストランで外人さんがメニュー表のコーラという文字を指差し「コレは何か?」と店員さんに聞いていたのを思い出した。
店員さんは一生懸命素晴らしい英語っぽい発音で「コックァ・コォールゥラ!」と言っていた。
その時コーラを飲んでいた僕は思わずテーブルにそのコックァ・コォールゥラ!をぶちまけそうになったのだ。
まぁそんな話はどうでも良いのだが、なぜこの自販機からコークが出て来たのか。
しかもお値段もしっかり120円
とここで気付く。
自販機が赤いのでてっきりコカ・コーラ社の自販機と勘違いしていたのだが、よく見ると三ツ矢サイダーやMATCHなどが売っている。
挙げ句の果てにはカロリーメイトやチョコあ〜んぱんまで売っている。
実は自転車乗りに配慮して下さっている自販機なのではないだろうか。。
でも、それにしては自販機が分かりにくい場所にありすぎる。
幹線道路沿いならまだしも丘の上の民家と民家の間にポツンとあるのだ。
いろいろと腑に落ちない事だらけだが、こんな事をこの場で談義していても仕方ないので先に進もう。
美山の郷のあたりを横切り道の駅で早めにお昼を済ませもう一度山を目指します。
(Photo:F井さん)
カーブミラーではなく牛乳用のタンク?でパシャリ。
途中ものすごいオーラを放っているトンネルに出くわした。
つい最近まで使われていたと思われるトンネル。
地面はまだ比較的新しいアスファルト。
でも大地の力は凄い。草や木の根がアスファルトを割り覆い尽くしだしている。
人間のフィールドから元の自然界のフィールドに戻そうとしている。
深見隊道?
コレはホンマにあかんヤツや!
風すら吸い込んだり吐き出したりしていないトンネル。
大概のトンネルはどんなに古くても新しくてもトンネルの前に立つと風を感じる。
「ダメだこのトンネルは本当に死んでいる」
真っ暗で5メートル先も何も見えない。
F井さんも僕もトンネルの前から動けず、ヘタレな僕達は「今日のルートじゃないしぃぃ」と良いながらそそくさと退散!
悪寒はその後も数分間消える事はなかった。
上まで上がるとまた先ほどの林道と同じ感じの道が続く。
この林道が全てが繋がると思うとワクワクが止まらない。
(Photo:F井さん)
途中目の前を白い綿菓子の様なものがふわんっふわんっと風になびかれる様に横切った。
すぐさま確認するが正体は分からない。。
でもさっきのトンネルとは違い別に嫌な感じはない。
うさぎかな??
この辺りからアップダウンが細かくなってくる。
下りの勢いでは登れない感じのアップダウン。
後でF井さんが情けない何とも言えない声とともに止まった。
どうやら両足同時につってしまったみたいだ。
クリートを外す事も出来ないみたいでピクリとも動かないF井さん(笑)
確かに今回のコースはガンガン踏んだ方が楽な道だった。
獲得標高もずいぶん稼いでいる。
僕はお昼に酢がしっかり効いた焼き鯖寿司を一本丸々食べちゃったので塩分たっぷりだったのだろうか?脚のつりはなかった。
どうやらこの日は調子が良かったみたいだ。
そこから何度かまたグラベルを走り、アップダウンを繰り返し今回のRIDEも終わりに近づいて来たみたいだ。
分かりづらいかもしれないが、ずっと走って来た道が見える。
自分たちが走って来た道を見ているとやはりワクワクしてきた。
この日本にはまだまだ自分達の知らない道だらけだ。
海外もいつかは走ってみたいが、どうやらで当分日本だけで海外まで手がまわらなさそうだ。
この後はゆっぴ〜のいるスプリングスひよしに戻り、温泉で疲れを癒してから帰宅。
温泉から上がる頃にはポツポツと雨が降り始めていた。
今日の戦利品として丹波ワインを買って帰った。
家で待っている妻には甘いものを。
スプリングスひよしにはこの丹波ワインのコーナーがあり、迷ったあげくこの「てぐみ」というワインにした。
好き嫌いはあるかもしれないがこの「てぐみ」というワイン少々ぶどうジュースみたいだが、なかなか気に入った。
今度からスプリングスひよしに行く際には丹波ワインを買って帰るのも楽しみの一つになりそうだ。
実はスパークリングとは知らずに購入していたため、開けた瞬間にワインが吹き出し3/1はじゅうたんに飲ませてあげたなんて事実はありませんので悪しからず。(赤じゃなくて良かった(汗))
F井さん
今回も運転ありがとうございました。
流石のコースでしたね!
林道の完成が楽しみです。
もちろん完成したら速攻走りに行きましょうぜ!!
さてさて、ついにグランツールの季節になりました。
GIROが始まりましたね!
その後カルフォルニア・ドォーフィネ・スイス・サッカーワールドカップと続き、ツール・ブエルタと今年も睡眠不足確定な一夏になりそうです(汗)
もはやこれで痩せれるのではないだろうか。。
最後に今回もF井さんがつくって下さったC.M.RのPVがございます。
今回はチャップリンみたいなオールドMOVIE調で面白い。
F井さんがPVの最後に上げてくれていますが是非皆様Instagramで#teamcrankoooや#cmrなどで検索をかけてみて下さい。
良い世界に出会えるかもしれません!
撮影:大満
編集:F井
大満 隼嗣