大満です。
皆さんは余呉湖をご存知でしょうか?
元々は琵琶湖と同時期に琵琶湖の端の方できた湖と言われていて、約3万年前に琵琶湖から独立した湖である。
また、余呉湖は賤ヶ岳の戦いの舞台でもあり、天正11年に秀吉が勝利し出世街道に乗る事になった大切な戦というのは有名な話。
今回はそんな歴史的な土地をまだ結成して3年そこそこの我らTEAM CRANKのC.M.Rで日帰りですが僕の夏休みもかねて走ってきました。
(本当はマキノ〜敦賀までの山越えを楽しみたかったのですが、台風12号の影響で今回は
パスしざる得なかったのだ。)
メンバーはRapha Japan / R.B.Sの衣本さんとTEAM CRANKの藤井さんの3人で楽しんで参りました。
スペシャルゲストに衣本さんの奥様のまげたん・MAKO・娘も一緒です。
今回は衣本さんに車をお願いしました。
am5:30僕の自宅に衣本さんが迎えにきて下さいました。
マンションの上からこっそりパシャリ!
へへ、なんだか悪い事をしている気分で御座います。
藤井さんも到着し衣本さんの車の上にバイクをピックアップさせてもらい、今回の合戦の地余呉へ向かいます。
衣本さんの快適な運転でバビューっと気付けば今回の出発地点の木之本に到着。
衣本夫妻が木之本に!(←さーせん言ってみたかったんです。)
木之本は去年もC.M.Rで使わせて頂いたMAKOの祖母の家がある。
そこに車とまげたん・MAKO・娘を放置し、男三人でウヘヘな時間を過ごすのが今回の目的。
各自準備を済ませ速攻出発です!
C.M.Rスタートです!
まずは木之本からマキノ方面へ
奥琵琶湖は相変わらず奇麗だ。
琵琶一をされるサイクリストは多いと思うが、絶景ポイントを尋ねると皆口を揃えて言うのがこの奥琵琶湖。
少し前のCRANK RIDEでもおいしいトコ取りでこのポイントを走ったが、今回もまたまたおいしいトコ取りでこの間とは逆方向に走る。
お尻と腰に心地よい苦痛を感じながら30分ひたすらケイデンスと速度を落とさない様に走る。
じわっと斜度が上がる。
右から衣本さんがスッと前に出る。
はい!大満の脚本日終了!
と思っていたら今回の未舗装区間に到着。
ここの山は一年ほど前から気になっていたのだが、なかなか走りに来る機会がなかったのだが今回急遽ルートに組み込む事になった山。
路面は途中までは少し荒れ、斜度はあるが舗装されていていて走りやすい。
鼻歌まじりで登る。
と急に舗装路がなくなり緩い砂でハンドルを取られる。
始まった!
やはり台風の影響で路面は荒れ放題
おかげで本来よりも少し難易度がUPしている
少し上がると路面も乾いてくる所々水は流れているがドライな所とウエットな所のギャップがペダリングしていても退屈せず非常に楽しい!
少し登ると目の前が開けた。
ここはいろんな登山道やハイキングコースの集合地点になっているみたいだ。
面白そうな道が四方八方に伸びていてつい他の道にそそのかされそうだが、そこをぐっと堪え本来のルートへ。
(Photo:藤井さん)
藤井さんが前から僕を撮れば、僕も後ろから藤井さんのその姿を撮り返す。
まるで夫婦漫才の様なライディング。
だんだんと空が近くなってきたのでもうそろそろ山頂は近いのか?
途中藤井さんがポテッとコケた
たいした事はなさそうだ。
どうやらこの辺が山頂みたいだ。
ここは丁度日陰になっていて風が心地よい。
このまま誰かここにビールでも持ってきてくれたら最高なのに。。
ここで衣本さんのiPhoneのバッテリーが既に残りわずかに。
僕もそうなんですが、iPhone5だともうそろそろバッテリーに限界が。
皆さんiPhone6にされます?まぁ、いつかはされるんでしょうが、あの大きさがサイクリストには吉と出るか凶と出るか。
僕はplusは候補から外れていますが128GBモデルは魅力的。
でも価格ですよ、価格。MacBook Airの一番安いのより高いんですよ。
なんだかなー!
なんて事はどうでもよくてとりあえずビール持ってこいって話です(笑)
衣本さん、締まってんなぁ!
ここは4×4やオフロードバイクで来ても楽しそうな所です。
MTBなんか最高なんでしょうが、やはりそこはロードでしょう!
路面のギャップがかなりシビアでMTBだと簡単な道でもロードでは少々難しくお得!
今回はこの辺の入ってみたい林道を調査もかねてのRIDE。
いつもなら同じ道は通らないのだが、この日は別。
上って来た道をズバーッと下る。
気持ち良い。
次の林道に入る前に自販機休憩をと自販機を探しているとこんな所に出てしまった。
除雪車両の倉庫でしょうか?
明らかに数ヶ月は使っていないようで線路には錆が浮いていました。
ささっと休憩を済ませ次の林道へ。
未舗装区間までぼちぼちな登りが続くが、路面も奇麗でとても走りやすい。
というのもつかの間、上りきったところの分岐から未舗装区間が現れた。
快調にペダルをまわす衣本さん
相変わらずフォームは奇麗だ。
こんなお尻になりたいもんです。
所々目の前に絶景が広がる。
気付けばこんな所まで登って来ていた。
他の山々が下に見える。
今回は絶景をそこまで期待していなかったのだが、この景色に久々心がスッとした。
走りながら3人で話していたのだが、僕たち3人ともみんな登山やトレッキング・トレイルランなど興味があるのになぜそ手を出さないのか。
山は違えど、こうやってロードで山遊びしているのが原因だろうと言う答えに。
確かに登山もトレランも楽しそう。
でもロードでここまできてしまっていたら、山や自然へのフラストレーションがたまる事がないのだろう。
前にも藤井さんとこんな話になった。
林道探索用に250ccくらいのオフロードバイクやsuzukiのジムニーなんか買って走れる林道をもっと探したらどうかと。
でも、僕たちが出した答えは「それなら二人でロードバイクで探索に行こうよ!」だった。
「やっぱり自分達の脚で探すのが楽しいんだ!うまく言えないけどエンジンで探す事は何か違う。」と。
結果それがこのC.M.Rというものになったのだが。。
僕は藤井さんとRIDEに出る度に、彼に出会えた事に感謝する。
いろいろなロードの楽しみかあがある中でこんなに価値観が近い人間はなかなか居ない。
この歳になって同じ方向を向いて楽しめる仲間がいる事がどれだけいるだろう?
藤井さんいつもありがとう。
衣本さんの存在は僕たち2人にとってとても刺激を受けた方の一人。
手探りの中始めたC.M.R。
僕達は面白そうな道があればとにかく突き進んだ。
とにかくがむしゃらに楽しんだ。
そんな中、衣本さんと未舗装に行った際に彼の走りに首っ丈になったのは言うまでもない。
僕たちががむしゃらになってやっていた事に衣本さんの走りで一本の線が見えたような気がしたのだ。
こうやってC.M.Rに衣本さんが一緒に走ってくれるととても刺激になるのだ。
下り。
が、この下りはかなりテクニカルな未舗装で写真を撮っている暇がなかった。
台風の影響で下りは川になっていた。
ライン取りが難しい。
斜度も急でブレーキを握る握力に限界を感じ始めて来た。
挙げ句に僕は下りで2度の落車(笑)
ライン取りの大切さを思い知らされる。
(Photo:藤井さん)
怪我はたいした事はないが、バイクのディレーラーハンガーが少し曲がった様だ、うまい事変速が決まらない。
もちろん応急処置のハンドパワーでクイッとやったのだが。
山を下るととても平和に感じる。
大げさだが、戦場から戻って来た兵士の気分だ。
やはり賤ヶ岳の戦いの舞台だけある。
すでにヘロヘロな僕と藤井さんを衣本さんが引いてくれる。
引いてくれる。
引いてくれ。
引いて。
引い。
引。
ムリ。
最後に余呉湖を一回り。
ここに旧道があったらしいのだが流石に通れなかった。
まぁこんな事もあるのがC.M.R。
天気良好!
もうそろそろおなかも減ってきた。
帰ってお昼にしようと皆で帰路を急ぐ。
ズバーッと衣本さんらしいコーナリング。
コンビニでノンアルコールビールをGETしおばあちゃん家へ。
なにやらお寿司が待っているらしい。
とりあえずバイクを軽く洗車して車に積む。
が、ついでに自分たちも洗車する事に。
お待ちかねのお昼!
男性陣は放心状態の中、まげたんとMAKOがいろいろと用意してくれる。
感謝!感謝!
お寿司に餃子!
僕の好きな物ランキング上位のツートップ。
食い合わせ?
関係ねぇ!!!
平和だ。
平和すぎる。
にしてもなんで藤井さんはこんなとこでも絵になるのだろう。
帰宅前に少し木之本観光を。
皆で近所の和菓子屋さんやお醤油屋さん、日本酒屋さんをまわる。
途中、伊吹牛乳を使ったソフトクリームを発見!
伊吹と聞くとピントくるあなたは立派なローディー(笑)
旨かった。
木之本地蔵院を参拝していると新聞に使う写真を撮らしてほしいと新聞社の方に声をかけられた。
僕がOKを出したにもかかわらず、衣本夫妻にその大役を任せる自分勝手ぶり。
こんな感じ。
ナイスなカップルです!
で、後ろからは
こんな感じ(笑)
衣本夫妻、さーせん僕がOKを出してしまった為にお手間とらせました。
こんな感じで僕の夏休みは終わり!
今回のコースはテクニカルなところが多かったですが、以前から気になっていた道を走れた事に大満足です。
衣本さんいわく、「あれはグラベルじゃなくトレイルです!」との事(笑)
おかげさまで良い2014年夏のおもひでが出来ました!
藤井さん
わざわざ大阪に帰って来てくれて、付き合ってくれてありがとう。
次は秋の山でも眺めに、ちょっとのんびりコーヒーRIDEでも行きますか!
衣本さん
いつも僕たちの無茶なRIDEにお付き合いいただきありがとうございます。
車まで出して頂き&運転までして頂きこちらも重ね重ねありがとうございました。
バイク、楽しみです!
まげたん
なんか振り回した感じになってしまって申し訳なかったです。
でもまげたんがいて妻もいろいろ助かりました。
ありがとうございました。
次は家族DEバーベキューでもいかがです?
MAKO
いつもありがとう。
今度は一緒に走れると嬉しいな!
娘
あーあーあー
うーうーうー
最後にまたまた、藤井さんがショートMovieを作って下さいました。
今回も非常に良い出来ですので最後までお楽しみください。
もう既に夏が恋しい今日この頃です。
大満 隼嗣