KUALISというバイク

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    大満です。

    今回は僕のNEWバイクのお話。



    CAAD10というバイク

    ご存知の方も多いとは思うが、僕はこの数年間cannondaleのCAAD10をメインバイクとして乗ってきた。
    CAAD10は最初は修理に出しているバイクの繋ぎの予定で購入したのだが、困ったことにそのままCAAD10に心奪われ気づけばメインバイクになってた。
    CAAD10は確かに良いフレームだけどなんでもっと良いフレームに乗らないのかとか、CAAD10は今や初心者用のフレームじゃないのかとか色々言われたが、皆んな何もわかっていない。
    CAAD10は初心者用のフレームでもなければ、ミドルグレードのフレームでもない。
    現に僕はCAAD10の数倍もの値段のカーボンフレームのバイクも所有しているがこのアルミバイクばかり乗っていたのがその答えだ。
    山・平地・未舗装地とコンディションを選ばずガンガン走ってくれる。
    登りはまるでカーボンバイクの様に軽いフレームが僕を助けてくれ、平地は踏んだら踏んだ分だけ答えてくれる。
    ロングも150kmくらいならものともしない。(流石に200kmを超えてくると少々こたえたが。。)
    未舗装地もフレーム・フォーク共にタイヤとのクリアランスがしっかり取っているため少々太めのタイヤも余裕で入る。一緒に走っているメンバーから飛び石をくらったって「カーンッ!」っていって終わり。カーボンバイクだとそこらへんはひやひやモノだ。
    自称CAAD10を日本一酷使したのは僕なのではないかと思っている(笑)
    だが、やはりアルミフレームはアルミフレーム。
    旬は短い。

    CAAD10に乗り始めて2年くらいだろうか、距離にするとやく25,000km位だと思う。
    その1週間僕はとても調子が悪く思ったように踏めなかった。
    踏んでも踏んでも進まない。
    2週目、やはり調子は回復しない。
    どうしたのか?ローラーではそんなにしんどくないのに実走になると急にグズる感じがした。
    そこから数日、僕は悟った。
    なるほど旬が終わったのか。。
    「アルミフレームは急に走らなくなる。」そんな話を聞いた事があったが、こうも急に走らなくなるものなのか。
    その晩、僕は新しいフレームに乗り換える事に決めた。



    KUALISとの出会い・何故KUALISにしたのか?

    皆さんはKUALISというハンドメイドフレームビルダーメーカーをご存知だろうか?
    僕も初めて知ったのはここ数年で、それまでは全然知らなかった。
    初めて見たのはcyclowiredに載っていたシクロクロス。
    「ふーん、こんなバイクもあるねんなぁ」これが僕とKUALISの初めての出会い。
    次のバイクはフルオーダーにしたい。そんな思いからこの当時僕が気になっていたメーカーはNAKAGAWAとSEVEN。
    NAKAGAWA 大阪に住んでんねんからやっぱり一本もっとかなあかんやろ!(今でもそう思っている。)
    SEVEN ちょうどこの頃からチタンも興味がありチタンならSEVENが欲しいなぁ。と思っていた。
    ちょうどCAAD10に乗り、ロードバイクはカーボンやろ!っていう考えから、いろんな金属に乗ってみたいという気持ちの変化があった頃だ。
    ちらちらとKUALISの事も調べ始めるとなんとビルダーの西川さんは僕の憧れていたSEVENのビルダーでもあるという事が分かった。
    一気にKUALIS熱が高まる。
    そこから数ヶ月後、RBSの衣本さんの新しいKUALISのチタンロードを拝見しKUALISについても話を詳しくお伺いする事ができ、気づけば次のフレームはSEVENからKUALISに変化していったのだ。
    CAAD10の旬が過ぎた事を悟った僕は即座にRBSの衣本さんに連絡をとり、オーダーする旨を伝えた。



    どんなバイクにしたいか?

    今回フレームをオーダーするにあたってやはりテーマを決めないといけない。
    どんな走りをしたいのか?どんなRIDEを楽しみたいのか?
    僕はあくまでもレース思考ではない。
    日頃のRIDE中心のフレームがテーマになる。
    練習は別として、RIDEで大切なのはいざという時の為にどれだけ脚を残せるかが需要だと思っている。
    僕は脚がないので平地でも坂でも助けてくれるバイクがいいなぁ。
    山も大切だが登れば下る。登りも下りも全体的に安定しているバイクがいい。
    未舗装も走りたい。でもシクロクロスやランドナーではなくやっぱりロードレーサーがいい。
    油圧のディスクブレーキも魅力的だが、今の支流はスルーアスクルではなくクイックリリースというのが僕の中ではネガティブな要素だったので今回はパスした。(今年のNURBSにKhrisKingとENVEからスルー用のハブとフロントフォークが発表されていたが、オーダーする時にはまだ出ていなかったので仕方がない。)
    200〜300kmのロングも文句を言わずついてきてもらいたい、、、そんなわがままなフレームって出来るのだろうか?



    オーダー

    最後までスチールかチタンか悩んだものの、衣本さんに「いや、大満さんはチタンしかないでしょ!」の一言でチタンに決定。
    衣本さんにあんなところやこんなところまで身体測定して頂きオーダーを済ます。
    それから数日、僕の元にジオメトリー案が届いた。
    うん、詳しくは僕には分からない。
    でもトップチューブが532mmって胴体長っ!!!
    まぁ、それよりも既製品では532なんて中途半端数字はない。
    自分がフルオーダーバイクをオーダーした事にこの時初めて実感した。

    ペイントのデザインはこだわりはあったが意外に僕は悩まなかった。
    最初のデザインは逆にシンプルすぎて手直しが入ったくらいサラッとしていた。
    その後衣本さんと西川さんの案も取り入れ最終決定となった。
    そこからは毎日KUALISのHPをチェックする日々。
    と、忘れもしない2014年9月9日KUALISのHPに「O's Ti road」のタイトルの記事が。
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    これから数日でフィニッシイングを迎え僕のNEWフレームはこの世に誕生した。
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    (Photo:KUALIS CYCLE)
    もうペイントしなくていいからそのまま組んで乗っちゃいたい!って本気で思うた。
    ここから日本の渡辺塗装さんに送りペイントとなる。



    完成

    僕がややこしいペイントなどいろいろとご無理を言ってしまったせいで少し時間がかかってしまった。
    同じKUALIS乗りのCCOSKアンバサダーの林君がRBSで組み付けている僕のバイクの写真を送ってきてくれた。

    (Photo:林君)
    もうムズムズウズウズしかしない一週間
    納車は2015年4月3日
    仕事終わりにTEAM CRANKのチーム員やっさんと二人でRBSへ車を走らす!
    始司さん、夜遅くに押しかけ申し訳なかったです。

    そしてついに出来ました。
    これが僕の新しい相棒です。
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    グレーはどちらかというと青みがかっているようなグレー、それにピンクのマジョーラをあしらったペイントになっている。
    全体的にチームカラーであるピンクの差し色を散りばめた。
    シートピラー・クランプ・ステム・コラムスペーサー・インフレーターも同色でペイントして頂いた。
    ヘッドとBBはもちろんChirsKingだ。
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    ステムもKUALISのオリジナルのチタンステム。
    とある知り合いから「ステムはフレームの一部と考えたほうが良い、もしちゃんとしたビルダーがステムを出しているのなら迷わず一緒にオーダーしろ!」という話を聞いた事があった。
    その方の理論ではフレームとしてのセンターを出す上でステムもかなり重要なポイントなのだそうだ。
    共感できる事もあったので今回はあえてその理論に乗ってみる事にした。
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    ENVEのロゴも綺麗にペイントしてくれている。
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    PHILWOODのクランプのも塗って頂いたのだが、しっかりロゴが残ってたのが絶妙に嬉しい。
    クランプの下にチタンの地金の色が少し見えているのもテンションが上がるポイントだ。
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    コンポーネントは今回初めてSRAMを使ってみる事にした。
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    本当は52/36が良かったのだか今のSRAMにはそのラインナップがないので53/39をセット
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    脚のない僕はリアのカセットは12ー25の10速のつもりで泣きの12ー28
    そのうち12ー25にしようと思っているが今の僕にはこのギア比で心にゆとりを与えることができたはずだ。
    インフレーターも今回はフレームポンプにした。
    Rapha Japanの矢野さんのアドバイスもあり、フレームポンプも塗装することにした。
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    日が当たらなければただのグレー
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    日が当たるとマジョーラはこんな感じに変化する。
    写真で表現するのは難しい。
    是非実車を見てもらいたい。
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    サドルはフィジークのNEWモデルのアリアンテにしてみた。
    僕は今までアンタレス一本で来ていたのでかなりの冒険だ。
    NEWアリアンテの印象は角がないイメージ。
    全てにおいて湾曲しているせいか骨盤は立ちにくい。
    骨盤を立てようとするとサドルをかなり前にずらさないといけないのだが、どうにもこうにもバイクとしてのシルエットが良くない。
    もしかするとアンタレスにカムバックしてしまうかもしれない。。

    今回あえて美容師らしさというものをダウンチューブに表現してみた。
    僕たち美容師の仕事はとにかく時間との勝負。
    だが、腕時計や壁にかけている時計をチラチラ見ながら施述するというのはお客様に対してあまり感じの良いものではない。そこでこんな時計が存在している。
    皆さんこんな時計を見たことがないだろうか?
    この時計は鏡に映るとちゃんとした時計に見えるちょっと不思議な時計。
    常に鏡の中で仕事をしている僕たち美容師・理容師さんのための時計。
    まぁ、言うなればタクシーのフェンダーミラーのようなもの。首を大きく動かさず、目線のみで時間を把握できるという優れものなのだ。
    ここで注意点だが、ここまで書いといて実は当店にはこの時計は存在しない。理由はまだ気に入ったモデルに出会っていないからだ。もしかっこいいモデルがあれば是非教えてもらいたい。
    話が少々ずれてしまったので本題に戻す。
    これをバイクで表現した結果こうなった。
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    バイクの右側つまり表側はちゃんとしたロゴ。
    でも裏側は
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    KUALISのロゴがこんな事に。
    表の顔・裏の顔とでも言おうか。
    当店でこの実車を見かけた際には是非鏡越しに遊んでもらいたい。


    ここでこのバイクの為に新しく用意していたホイールもご紹介。
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    リムはMAVICのOPEN PRO / 32H
    ハブはChris Kingをチョイス。
    スポークはDTのコンペディション。
    フロントはラジアルでリアは4-8の結線あり。
    今思えばフロントもタンジェントで組んでも良かったかもしれない。
    今度組み換える時はやってみよう。
    今回未舗装対応ということで前後32Hにしている。スポークも軽量ではない上本数も多い。そのせいでOPEN PROでKingのハブでもぼちぼち重さはある。
    このホイールの印象はベタだが、軽くないが良く進むホイールという印象だ。
    少しボテっとしているせいか登りはバッチコイという訳ではないが、そもそも登りが得意ではない僕にはこれといって問題ないレベル。
    下りのコーナーでの振りやすさは若干意識して振らなければいけないが、怖いと思う事はない。逆に入りすぎるホイールの方が僕的にはキケンを感じるのでこちらの方が好みかもしれない。
    Kingのハブのおかげでよくかかる。
    何よりこのホイールは直進安定性がとにかく良い。何処までも進むのではないかと思うくらいよく進む。
    もちろん未舗装ではどんな道でもびくともしない。
    猫も杓子も軽量ホイールが一番だという時代、レースをしない僕にはレース機材は全く必要無く、[軽量ホイール=楽]という考えも持ち合わせていないのであえてこういうホイールを作ってもらったが、バッチリ大正解!
    これからホイールやバイクを作られる方は自分の中で何が一番重要なのかを一度考えてみてはいかがだろう?
    登りを重視されている方は多いとは思うが、1日中走る中で登りはその中の一部にしか過ぎない。
    1日丸々全体で楽しめるホイールというのもまた乙なものではないだろうか?



    感想

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    では実際にこの数ヶ月乗ってみた結果、KUALISのイメージを僕なりにまとめてみる。

    このフレームの印象はとにかく真っ直ぐ進む。手放ししてみるとよく分かる。自分の顔を向けた方にすーっと勝手に導かれる感覚はまるで氷の上で誰かに紐で引っ張ってもらっているようだ。
    前三角の合成が高く、後ろ三角はかなりしなやかだ。
    前後で全く違うフレームみたいだが、バランスが取れていないわけではなくむしろその相反するものがしっかり共存している。乗っていてとても気持ちが良い。
    最初の1週間ははっきり言って苦戦した。
    言い方を変えると、僕が乗り方が分からなかったのだ。
    が、乗っていくうちに乗り方が分かってきた。
    踏んだ力をリアが打ち消すような感じでなかなかポイントが掴めず、一週間通勤で毎日いろんなペダリングを試した。
    「ん?ここめっちゃ進むやん!」
    やはり毎日乗ってみるもので、いきなり素直になるポイントを発見した。
    本当に微々たる事なのだが実際そんなもんで、そこさえ見つければこっちのもん。
    その後は見つけたポイントとペダリングを身体に叩き込む。
    僕が今まで苦手としていたところを矯正させられるようだ。
    でも辛いわけではない。すっとペダリングが矯正される。

    バイク:そんなんじゃダメだね。
    僕:よし、それならこれはどうだ?
    バイク:まだまだまだまだ!
    僕:ほなこっちはどうだ?
    バイク:そこじゃないね、こっちだよ。
    僕:なるほど、こうか。
    バイク:そこだよそこ!
    僕:よし。こうはどうだ?
    バイク:そうきたか!全然問題ないよ。

    まるでフレームと対話しているみたいだ。
    衣本さんもいっていた通り、「フレームと対話するとでビルダーの意思を紐解いていく」という事がよく分かる。
    ここまでフレームと対話した事は今までなかった。
    毎回色々な発見がある。その度にバイクと対話し、このバイクにのめり込んでいく自分がいた。



    いつものトレーニングコースでの出来事。

    いつも通り汗かきべそかき山を登り、山の向こう側へと気持ち良く下っていると、どうにもこうにもスピードが乗らない。
    KUALISで初めての下りだった。
    コーナーの手前でゆるーくブレーキを掛け、そのままふわーっとコーナーを抜けそのままさーっと下る。
    余りにも緊張感がない。「あぁ、コイツは下りが苦手なのか。。」ちょっと残念だった。
    が、サイコンに目を落とすとその速度に目を疑った。
    明らかに普段下っている速度より5〜10km/hは速い。
    びっくりしている間に次のコーナーが迫ってくる。ブレーキが遅れた。ラインもめちゃくちゃで「これはマズい!」と思った瞬間バイクが勝手に曲がった。
    コーナーを抜けた先で思わず停車し、僕は今起こったのか理解できないまま只々興奮していた。
    頭で理解するよりもう一度身体で感じる事の方が大切だと僕は美容師として学んできたのでよく知っている。
    直ぐにビンディングをはめ直し、次のコーナーへ突っ込んだ。
    次はわざと意識的に自分の中ではオーバースピード気味で攻めてみた。
    するとどうだろう。バイクが独りでに勝手に曲がってしまう。笑けてくるくらいスムーズだ。
    こんなに下りが安定しているバイクを僕は今まで乗ったことがない。
    ホイールやタイヤの性能ではない。タイヤがグリップしている感じではなく明らかにフレームが路面にしなやかに食いついている。
    「おいおいマジか!?これは反則やって。めっちゃキケンなバイクやん!」
    独り山の中、まぁまぁ大きな声だったと思う。

    その後いつもの未舗装地帯へとバイクを踏み入れた。
    未舗装だと今までのCAAD10はどうしてもリアからの突き上げがあり、かなり意識して後ろ加重でタイヤのグリップを失わないようリアを押さえつけて走っていた。
    KUALISはどうだろう?
    「なるほど。」
    この言葉に尽きる。
    やはりここでも前三角の合成のおかげでラインが取りやすい。まぁ、これだけだとCAAD10もボチボチ頑張ってくれていた。(天秤にかけると格段にKUALISの方がライン取りしやすいが、そこはCAAD10でも個人的には問題無いと感じた。)
    問題はリアだ。
    後ろ三角に粘りがあり、無理に後ろ加重にしなくても僕の体重やペダリングのパワーをしっかり乗っけてくれる。
    早い話が安定感が違う。
    その結果、リアに対しての意識が過敏にならないで良い。CAAD10と比べてもKUALISの方が前の路面状況に集中できライン取りがしやすいというのはそういう事もあるのだろう。
    僕は未舗装の下りではリアをギャンギャンを滑らせながら下る。(オフロードバイクをやっていた頃の名残だろうか)
    ここも後ろ三角に助けられる。CAAD10だと明らかに弾かれて不安定になるようなところも路面のギャップをよくいなしてくれる。
    これなら未舗装も今まで以上に楽しく遊べそうだ。



    KUALISというバイク

    僕にとってのKUALISというバイクは、思っていた以上の仕上がりだった。
    初めてフルオーダーのバイクというものを作ったが、世界で一つだけのオリジナルというものに関しては実は僕はあまり価値観がない。
    だが、この満足感はやはりフルオーダーの特権なのだろう。
    近年の超軽量カーボンフレームと比べると軽さこそネガティブな印象を受けてしまうのも事実だが、その重量以上の乗り心地や楽しみがこのバイクにはある。
    僕は自転車は何かを楽しむためのいちアイテムにしか過ぎないと考えている。
    はっきり言って残りの自転車人生、一生このバイク一本でいこうなんて全く思っていない。
    よく通勤とメインバイクを分けたり、決戦バイクを別に持っていたりする人は多いが、僕はそこまで器用ではないし、ブルジョア的考えもない。逆に超貧乏性なのでこのバイクの元を取るつもりでいる。
    要はバイクは乗ってなんぼ!乗り潰してなんぼ!乗って乗って乗りまくる!
    そこで初めて元が取れるのではないだろうか?
    その為にはバイクを乗る上でドヤ感があるバイクや気合がいるバイクもあまり好きではない。
    気軽に乗れるバイクが好みな僕には、KUALISは乗っていてそこまで気取らないってとこもとても気に入っている。
    色々なビルダーメーカーがある中でこのKUALISにして本当に良かったと心から思う。



    オーダーフレーム

    散々オーダーフレームの事を褒めちぎったが、決して吊るしのバイクを否定している訳ではない。
    僕もまたいつかカーボンフレームにも乗りたいと思っている。でも今じゃない。
    今は自分にあったバイクが心地良い。
    オーダーフレームと吊るしのフレーム、これは全く別物で比較対象にならないだけだ。(散々CAAD10と比較したクセに)

    オーダーフレームというとどうも敷居が高いイメージがあると思う。
    初心者よりも玄人の人のモノというイメージもある。
    だが、今回オーダーしてこんな考えが間違っていた事が分かった。
    どちらかというと初心者の方ほどオーダーするべきだと思うし、ポジションやフィッティングを常に悩んている方なんかももっと気軽にオーダーするべきだと思う。
    身長が低い女性なんかも無理に合わないバイクにまたがらず、本当に自分にあったフレームでもっと自転車ライフを楽しむべきだ。
    現にRBSの衣本さんはとても気さくにオーダーを受けてくれる。
    どうせオーダーするなら無茶苦茶な事を言ってみよう。
    それが言えるのがオーダーフレームの特権だから!

    KUALISが気になるという方はいつでもウエルカムなので当店に展示している実車を見て触れて感じて欲しい。



    最後に、今回このバイクを作るにあたって大変お世話になったKUALISの西川さん & RBSの衣本さん
    ホイールを組んでもらったのむラボののむさん
    ハブを仕入れてもらったMovementの高橋君
    本当にありがとうございました。
    大事に乗り潰していきたいと思います!


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    大満 隼嗣

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